クッシング症候群

クッシング症候群

クッシング症候群

2017/02/21   医院ブログ

副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが体内で異常に多く分泌されるために生じる病気です。

血液中にコルチゾールが多くなると、高コルチゾール血症となり、体幹部に脂肪がついてしまう中心性肥満になってしまうのです。中心性肥満とはお腹は出て胴体はずんぐりしていても手足は細い状態のことを言います。

中心部以外には肩甲骨間や鎖骨上部に脂肪の沈着が見られ、バッファローのコブと呼ばれています。

この病気は糖尿病、高血圧、脂質異常症、骨粗鬆症などを合併することが多いため、

それらの治療も行わなければなりません。

筋力の低下が起こるため、転倒による骨折や鬱傾向になるために記憶力の低下、自殺の阻止が懸念されます。

感染に弱くなるため、人ごみを避け、肺炎や敗血症に注意しなければなりません。

 

(症状)

ムーンフェース糖尿病様症状高血糖、皮下溢血班、赤色の伸展性皮膚線条、

筋力低下骨粗鬆症、成長遅延、低身長、

 

(検査)

デキサメタゾン抑制試験、腹部CT、MRI、下垂体MRI、副腎皮質シンチグラム、尿検査、血清コルチゾル測定、ACTH濃度測定、

 

(治療)

下垂体の腫瘍を手術で取り除くことが基本的な治療となります。

しかし、ACTHを生産する下垂体腺腫は小さいことが多く、MRIでも発見されないこともあり、探索手術を行わなければならなくなり、その術後に下垂体機能低下症に陥り、ホルモン剤の補充が必要になることがあります。

 

(経過)

手術が成功しても、正常な下垂体から生理的なACTHの分泌が回復するまで、ステロイドホルモンの内服が必要です。下垂体の機能が回複するまで1年くらいはかかると言われています。定期的な受診によりホルモン剤の調整が必要です。

 

最近、当院にお見えになった患者様にクッシング病の方がいらっしゃいました。

知らなかったら感染させていたかもしれません。

歯医者も常に全身疾患に関心を持ち、学んでいなければならないとつくづく

考えさせられました。

川越で矯正治療、インプラント、親不知抜歯、歯周病治療、義歯の上手な歯医者は中台歯科医院