腫瘍マーカー(CEA-FEIA)

腫瘍マーカー(CEA-FEIA)

腫瘍マーカー(CEA-FEIA)

2020/12/21   Category

血液検査で行われるCEA値は大腸、肺などの癌で陽性となります。
また慢性肝炎や糖尿病など良性疾患でも陽性を示すことがありますが、あまり高くはなりません。健常者では長期喫煙者の陽性率が高く、CEA値は喫煙者に比例し正常値上限の2倍くらいにまで上がります。

腫瘍マーカーは癌細胞または癌に対する体の反応によって作られ、血液や尿、組織などで増加する物質のことです。しかし、正常細胞でも作られますので、健康な人の体内にもわずかに存在します。悪性腫瘍だけでなく良性疾患でも上昇します。
癌以外の原因で腫瘍マーカーが陽性になることを「偽陽性」と言います。

CEAが異常値を示す疾患

悪性腫瘍

良性腫瘍

陽性率50~70%

大腸癌、膵癌、胆管癌、肺癌

 

陽性率30~50%

食道癌、胃がん、乳癌、子宮癌、卵巣癌、泌尿器癌

肝炎、肝硬変症、閉塞性黄疸、

膵炎、潰瘍性大腸炎、胃潰瘍、

糖尿病、膠原病、慢性肺疾患、

甲状腺機能低下症、腎不全、

加齢、喫煙、

CEA値(ng/mL)

 

頻度の高い病態

0.1~5.0

正常値

 

5.0~10.0

軽度上昇

高齢者、喫煙者、良性疾患

(悪性腫瘍も否定できない)

10.0~20.0

中等度上昇

悪性腫瘍を疑う(良性腫瘍はまれ)

20.0以上

高度上昇

悪性腫瘍を強く疑う

リンパ節、他臓器への転移を疑う

血液検査の疑問が1つ解決しましたか?癌を患っておられる方の参考になればと思い、調べてみました。

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